「近隣住民とのトラブルで悩んでいて、引っ越しを考えている」
「引っ越ししたいけど、近隣トラブルが不安……引っ越す前にできることってあるの?」
このように、近隣住民とのトラブルはなるべく避けたいと考えていませんか。
この記事では、近隣トラブルに遭わないために気をつけることや近隣トラブルに巻き込まれてしまったときの対処法について解説しています。
近隣トラブルが原因で引っ越す際の費用負担についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
近隣トラブルにはどんなものがあるのでしょうか?
よくあるトラブルは以下の3つです。
特に、音と匂いは個人差もありますので、非常にデリケートな問題です。
自分が上の階に住んでいて歩いているだけでも、下の階の住人から「足音がうるさい!」などと言われてしまうことがあります。
音を出している人は普通に生活しているつもりですので、解決しづらい問題です。
他には、生活する時間帯の違いから、夜中に洗濯機の音や掃除機の音が聞こえて眠れないといったケースもあります。
ドアの開閉音や子供の泣き声、ギターやピアノなどの演奏なども騒音問題になりがちです。
また、ベランダでタバコを吸う人も多いですが、隣人がタバコの匂いがキライな場合は、近隣トラブルに発展してしまいます。
異臭問題として特に多いのがタバコの匂いです。
ベランダに洗濯物を干していると匂いがついたり、窓を開けっぱなしにできないといった苦情になります。
ゴミ問題も近隣トラブルの原因になりやすいです。
特にマンションなどの集合住宅は、共用部分や駐車場などにゴミを放置する人がいる場合もあります。
詳しくは、”近隣トラブルのよくある事例は?具体的な事例から対処方法を解説します”を読んでみて下さい。
引っ越し先でトラブルに巻き込まれないように、事前に準備しておきましょう。
わざわざ引っ越したのですから、快適に暮らしていきたいと思って当然です。
ここでは、引っ越し前に事前にできることと、引っ越し後にやった方がいいことをまとめています。
近隣トラブルを防ぐために、ぜひ実行してみてください。
まずは、引っ越し先の情報を集めることが大切です。
何も知らない状態で引っ越すことほど危険なことはありません。
不動産会社や大家さんに以下の3つを質問してみてください。
プライバシーに関することは教えてくれませんが、当たり障りない程度で話してくれることを参考にできます。
積極的に聞き、情報収集しましょう。
どうしても情報収集が難しいときは、探偵事務所に隣人調査をお願いするという方法もあります。
引っ越し前に、何度か内見してみましょう。
内見せずに決めてしまうのは危険です。
できれば1度だけの内見よりも、複数回行って様子を見てください。
昼間の様子と夜では、雰囲気が違うことも多々あります。
近くまで散歩して、様子をうかがってみるのもおすすめです。
また、平日は子供が学校に行っているが、土日は家にいて生活音が大きいといったケースも考えられます。
時間帯や曜日を変えて、何度か足を運んでみてください。
引っ越した後は必ず、近隣住民にあいさつをしましょう。
入居時のあいさつも大事ですが、日々のあいさつも積極的に行ってください。
近隣トラブルを避けるためには、近隣住民とよい人間関係を築いておくことが大切です。
隣の住民と良好な関係ができていたので、気になることも伝えられ、落ち着いて話し合い解決できたというケースもあります。
気持ちの良いあいさつを心がけましょう。
自分自身がトラブルを起こしてしまうことは避けてください。
トラブルを引き起こしてしまっては、平穏な生活ができません。
このくらい大丈夫だろうと思ったことでも、相手は不快な思いをしてしまいトラブルになってしまうこともあります。
お互いに不快な思いをしないように思いやりを持った行動をしましょう。
自分自身がいくら気をつけていてもトラブルが避けられないこともあります。
トラブルの原因が近隣住民にあったり、普通に生活しているだけで苦情を言う人もいたりするからです。
あまりにひどい騒音や異臭、ルールを守らない行為などがあるときは、管理会社や大家さんに一度相談してみましょう。
警察や弁護士の力を借りることもできます。
引っ越しすることも視野に入れてください。
ここでは、近隣トラブルの対処法について解説します。
近隣トラブルで悩んでいるときは、まずは管理会社や大家さんに相談してください。
自分で苦情を言いに行くのはやめたほうがいいでしょう。
新たなトラブルの原因になる可能性があります。
相談するときは、具体的にどのようなことで悩んでいるのかを説明できるように以下の3つを伝えるとスムーズです。
管理会社や大家さんを通じて、注意してもらいましょう。
もし、直接苦情を伝えてしまい相手が刃物を持って訪問してきたなどの事件に発展した場合は警察に相談してください。
一戸建てに住んでいて相談する人がいない場合は、弁護士に相談することもできます。
また、自分の家の玄関にゴミが散らかされているなどの誰だかわからない嫌がらせを受けているときは探偵事務所に調査を依頼することも可能です。
詳しくは”近隣トラブルの相談はどこにする?近隣トラブルは事前対策が重要です”を読んでみてください。
近隣トラブルに悩まされているなら、引っ越しが最も早い解決方法です。
住む場所を変えてしまえば、悩みから解放されます。
とはいえ、費用もかかりますので簡単にできることではありません。
特に、賃貸ではなく購入している人は、二重ローンを抱えてしまうこともあります。
引っ越しは最終手段です。
どうしても解決が難しい場合は、引っ越しも視野に入れてみてください。
近隣トラブルが原因で引っ越しを決めたときでも、基本的に引っ越しの費用は自己負担です。
近隣トラブルが原因であると証明が簡単にできないからです。
しかし、近隣トラブルが原因だと明らかにできれば、費用を請求できます。
少しでも負担を軽くしたい場合は、証拠を集めておくことが大切です。
引っ越しの費用を相手に負担してもらうことは、大変難しいです。
引っ越しをするに至った原因が相手にあるという証明が簡単にできないからです。
明らかに物を壊された、家に怒鳴り込んできたなどの被害に遭い、そのことを証明できれば相手に請求できる可能性があります。
被害の証明ができない場合は、全額自己負担になります。
管理会社や大家さんに近隣トラブルを相談していても、動いてくれないときは引っ越しの費用を請求できることがあります。
管理会社や大家さんには住民の苦情に対応することも業務の一つです。
引っ越し費用の負担とまではいかなくても、敷金の返却といった対応をしてくれる可能性があります。
トラブルの原因になった近隣住民に費用を請求する場合は訴訟を起こすしかありません。
裁判で勝つことができれば、相手に引っ越しの費用を請求できます。
裁判を起こさずに、相手に請求しても相手が自分の非を認めて引っ越し費用を支払ってくれる可能性はほとんどないと思ってください。
日頃から証拠を残し、裁判で有利になるような準備が大切です。
証拠集めは探偵事務所に相談してみてもいいでしょう。
近隣トラブルにあわないようにするためには、日ごろから近隣住民とうまくコミュニケーションをとり、自分からトラブルになる原因をつくらないようにしましょう。
それでも近隣トラブルに巻き込まれて、引っ越しを余儀なくされたときは引っ越す前に必ず被害にあった証拠を集めてください。
自分で証拠を集めることに限界があるときは、探偵事務所に相談することもできます。
また、引っ越し先で同じようなトラブルに遭わないためにも、引っ越し先の情報収集が大切です。
自分で情報収集が難しいときは、探偵事務所に隣人調査をお願いしましょう。
近隣トラブルに遭って引っ越しを考えている場合はぜひ一度Co-researchにご相談ください。